上山さん

March 31st, 2016

大阪市の特別顧問などやっている大先輩、上山信一さんの事務所で、これからの都市デザイン領域でできること、動き方などについて話を聞いてきた。ポイントだけメモ。

本来は地方都市では戦略やビジョンがすごく大事なんだけど、外からそれを提言してもうまく進まない。首長とがっちりでないと。それでもひっくり返っていく。むしろ「点」で針を刺していくように埋め込んでいって、それが徐々に”マスタープランのように”なっていくイメージの方が現実的ではある。

やっぱり安上がりでできること、民間投資でできることが進むから、そういうアイディアから入っていく。長期回収の投資よりも、今安くできることが進むというのはある程度しかたないこと。

プロダクトをつくってしまう手も有効。ソフトのスキームでも、ハード含めた具体手法でも、公共施設・空間の利用フォーマットやアイディアでも。それを一定の汎用展開性のある形で提示して、増殖させていくような。(都市リデザインのtoolbox!)

指定管理は安いことだけが価値になってしまっていて(PFIと違って議会を経ることも原因)、いいかたちになりにくい。(新しい公民連携というのはそこをはるかに良くできる可能性)

インフラでも公共施設でも、失敗反省の仕組みがないからおかしなことはいっぱい起きる。だから「評価」から入るのは有効。

(ひとに読んでいただくようなテイでなくすみません・・まあ僕と近い関心・仕事の方にとってはいいかなっていう甘えで)





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